近所のクリニックで胃と大腸の内視鏡検査を受け、癌が発覚しました。
胃癌、少なくともステージⅡ以上。
どの病院で治療を受けるべきか?受けたいか?
アラフォー・40代・薬剤師・主婦 がん闘病ブログ(3)のはじまり。
がん治療のための病院の選び方。母の癌闘病時代はどうしたか?
がんが発覚した。次は、治療をしてもらう病院を選ぶ。
告知の時に、先生から「どこの病院にしますか?」と質問がありました。
薬剤師として長く働いていても、どこの病院にかかるのがベストなのか、全くわからない。
家に帰ってからも、早く決めなきゃと思いつつ、どう決めたらいいかわからないまま時間ばかり過ぎていく。
『どの病院に行けばいい??』
また、母の事が、母の癌闘病時代の事が頭をよぎる。
母の癌が発覚した時は、クリニックから最終的に手術した大病院まで、全て紹介通りに行ったようだ。両親は、発覚後だいぶ時間がたってから私に伝えたので、闘病初期の様子はよく知らない。母は、父以外の人に報告せず、しかも父との関係が良いわけでもなかった。だから2人で話し合う事はできず、母から父への報告だけだったと思われる。両親は、母がどの病院へ行くといいか、行きたいかを自分達でとことん考えることはしなかったようだ。その後、私は母から病気の事を聞いた。そして現在、母はこの世にいない。
母の時、母の病気を知ってから、セカンドオピニオンも念頭にネットやら本やらでも病院の事を調べてみた。
ネット上は、情報が溢れている。
病気の分類だけではなく、病気の度合いや住む場所等、色んな条件によってオススメの病院が入れ替わる。
正直、どの病院がいいか、全くわからなかった。絞れなかった。ネットで調べるって、こんなにわからないものかな。美味しい店を探すのとは違うという事はわかっていたつもりだが、想像以上に全然違う。
がん治療のための病院の選び方。母の癌闘病時代の反省点。
私は、母が何故病気を乗り越えられなかったのか、どこが悪かったのか、自分が病気になる前から、何度も何度も考えてきた。そして いきついた答え。
母の癌闘病の問題点は、
『信頼していない父以外の誰にも相談しなかったことで、的確な情報を手に入れられなかった事。』
だな、と。
とはいえ、これだけが答えではないだろうし、これが答えかどうかは正直わからないのだが。
わからないながらに、一番しっくりきて腑に落ちる。
母は、迷惑をかけちゃいけない、癌になったなんて言っちゃいけない、と思い続けていたのだと思う。当時存命の自分の両親にも、最後まで自分の病気を隠し通した。
現状を認識したら、まず助けを求めないと、助けはやってこない。
父は定年後も企業で働き続けていたが、残念ながら、自分以外の人間の体の状態をちゃんと見て判断して行動できるタイプではなかった。今思えば軽度発達障害タイプだったのだと思う。当時は、自分の親がそうなんて、みじんにも思わなかったし、思いたくなかったのだが。
・母の闘病時代の反省点:周りに公表・相談しなかった点